IOCバッハ氏歓迎会に疑問の声 緊急事態宣言下、迎賓館で「ダブルスタンダードだ」
東京五輪・パラリンピック組織委員会が18日、バッハ会長ら国際オリンピック委員会(IOC)関係者らの歓迎会を、東京・元赤坂の迎賓館で開いたことに、疑問の声が上がっている。飲食なしだったとされるが、都内は緊急事態宣言下で、不要不急の外出自粛が要請されている。インターネット上では「都民は我慢しているのに」「ダブルスタンダードだ」などと批判が相次いだ。
出席者によると、日本側は組織委の橋本聖子会長や菅義偉首相、小池百合子東京都知事の他、女性蔑視発言で辞任した組織委の森喜朗前会長らが参加。迎賓館は国宝に指定され、これまで各国の大統領や首相、国王らを迎えてきた。日本側が、バッハ氏を“国賓”相当でもてなした形だ。