上野由岐子が福島で“開幕投手”オーストラリア戦
「東京五輪・ソフトボール・1次リーグ、日本-オーストラリア」(21日、福島県営あづま球場)
東京五輪の全競技のトップを切って、午前9時にスタートした。日本の先発はエースの上野由岐子(38)=ビックカメラ高崎=が務めた。宇津木麗華監督(58)は前日の公式会見で上野、投打二刀流の藤田倭(30)=ビックカメラ高崎、左腕の後藤希友(20)=トヨタ自動車=の3投手の中からの“開幕投手”を「一晩、考えさせてください」と明言していなかった。
上野は前日の公式練習で球場の特徴を入念に確認。「(3戦目以降の)横浜スタジアムとは違う感覚のグラウンドで芝の状態も違う」と話した。金メダルを獲得した08年北京以来、13年ぶりに五輪復帰したソフトボール。「復興五輪」を掲げた福島での大一番へ「気持ちが高ぶりすぎないようにしっかりコントロールして(試合に)入りたい」と抱負を語っていた。