大坂なおみが聖火の最終点火者 長嶋氏を支える松井氏、王氏らと最終リレー
「東京五輪・開会式」(23日、国立競技場)
女子テニスの大坂なおみが聖火の最終点火者として登場した。開会式で行われた聖火リレーでは、国立競技場内を五輪金メダリストの吉田沙保里と野村忠宏から元巨人の長嶋茂雄氏へ。長嶋氏を愛弟子の松井秀喜氏が支え、同じく元巨人でソフトバンク会長の王貞治氏とともに聖火を運んだ。さらに医療従事者などを挟み、一般人の子どもから炎を託された大坂が、聖火台に点火した。
大坂は18年の全米オープンで優勝し、日本人として初めてグランドスラムを制覇。19年には全豪オープンも制すなどして世界ランキング1位に上り詰めた。世界的にも広く知られた大坂を選んだことで、オリンピックの理念でもある男女平等や多様性を反映させた格好となった。
聖火リレーは3月25日に福島県からスタートし、この日、東京都庁で到着式を実施。121日をかけて47都道府県を巡った。