女子バレー白星発進も中田監督「課題がいっぱい残る試合」古賀が負傷交代
「東京五輪・バレーボール女子・1次リーグ、日本3-0ケニア」(25日、有明アリーナ)
A組で世界ランキング5位の日本は、同24位のケニアに3-0でストレート勝ちした。第1セットが25-15、第2セットも25-11、第3セットは25-23だった。
試合後の中田久美監督(55)は「初戦の緊張感、空気感から固さが目立った。その中で勝ち切れたのは良かったけど、やはり課題がいっぱい残る試合だった」と笑顔はなかった。
第3セット途中、10-8で古賀紗理那(25)=NEC=が負傷交代のアクシデントに見舞われた。ブロックから着地の際に相手選手の足の上に乗って、そのまま転倒。自力で立ち上がることができず、スタッフらに抱えられながらコートを出た。代わって石井優希(30)=久光=が入り、一進一退の攻防となった第3セットも取った。
古賀は黒後愛(23)=東レ=とともに二枚看板のアタッカーとして大きな期待を寄せられていた。中田監督は「古賀の件は(詳細が)分からないけど、何が起こるか分からない。もう一ランク上、団結力ではないですけど、ここからスタートいう気持ちで、みんなで戦っていきたい」と気を引き締め直した。
“火の鳥ニッポン”は今回の自国開催で、2012年ロンドン大会の銅以来となるメダル獲得を目指す。次戦は27日、前回リオデジャネイロ五輪銀メダルのセルビアと対戦する。