サーフィン、五十嵐カノアが銀以上確定!決勝進出、世界1位を大逆転で撃破
「東京五輪・サーフィン男子・準決勝」(27日、釣ケ崎海岸サーフィンビーチ)
東京五輪新種目のサーフィンで金メダル候補の五十嵐カノア(23)=木下グループ=が、プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)1位のガブリエウ・メジナ(ブラジル)を大逆転で撃破し、決勝に進出。五十嵐が17・00、メジナが16・76の大接戦を制し、銀メダル以上が確定した。
初代五輪王者へ王手をかけた。台風8号の影響で荒れ狂う波の中、落ち着いた波乗りを披露。序盤はリードされたが、世界1位の難敵を倒した。
終盤、空中に飛び出し360度回転する大技、「エアリバース」を決め、着地を決めて両手を広げてアピール。9・33のエクセレントスコアで劇的大逆転を決めた。
難しいコンディションに、準々決勝後は「力は大切な所に使う。30分の中で、波に乗る時に100パーセントを出すという作戦」と意気込んでいた。
五十嵐は米カリフォルニア州を拠点とし、プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)で活躍するなど、経験豊富な23歳。23日の五輪開会式では、同じ米国を拠点とするスケートボードの堀米雄斗(XFLAG)と、「一緒に金メダルを獲って、一緒に金メダルの写真を撮ろう」と誓い合った。堀米は25日に金メダルを獲得。盟友との約束も胸に刻んでいる。