永瀬が金、田代は敗退 柔道・27日
柔道男子81キロ級の永瀬貴規(旭化成)が決勝の延長でモラエイ(モンゴル)から技ありを奪って優勢勝ちし、金メダルを獲得した。今大会の日本男子は初日から全4階級制覇。男子の金メダル4個は現行の7階級では最多で、無差別を含む8階級を争った1984年ロサンゼルス五輪と並んだ。この階級の優勝は2000年シドニー五輪の滝本誠以来。
女子63キロ級の田代未来(コマツ)は2回戦でオズドボンブワフ(ポーランド)に一本負けした。
永瀬貴規の話 前回のリオデジャネイロ五輪で悔しい思いをして、それから5年間、つらい時間の方が多かった。やってきて良かった。僕の長所は気持ちが折れず、最後まで攻め抜く姿勢。それを生かすことができた。自分一人では絶対に取ることのできなかった金メダル。たくさんの方に支えられ、感謝の気持ちでいっぱい。