ソフト 日本が宿敵・米国破り13年ぶりの金メダル!上野-後藤が完封リレー

 優勝を決めて抱き合う上野由岐子(撮影・堀内翔)
 5回、追加点が入り盛り上がる日本ベンチ(撮影・堀内翔)
 5回、適時打を放つ藤田倭(撮影・堀内翔)
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 「東京五輪・ソフトボール・決勝、日本2-0米国」(27日、横浜スタジアム)

 日本は上野由岐子(39)=ビックカメラ=、後藤希友(20)=トヨタ自動車=の継投で、宿敵・米国を破り、前回実施された2008年北京五輪以来、13年ぶりとなる金メダルを獲得した。

 先発の上野は走者を背負いながら、三回まで無失点に抑えると、四回、打線が応えた。

 先頭の藤田倭が中前打で出塁。犠打と四球などで2死一、三塁とすると、9番・渥美の打球は投手の頭を越えて二塁前へのゴロ。渥美が執念のヘッドスライディングで内野安打とした。

 さらに五回には、米国のエース・左腕のアボットから藤田倭が右前へタイムリーを放ち、貴重な追加点を奪った。

 尻上がりに調子を上げた上野は5回を1安打無失点。六回、先頭打者に安打を許したところで、チーム最年少のリリーフ左腕・後藤にスイッチ。5回0/3を79球2安打無失点の力投でマウンドを降りた大エースにスタンドで観戦していたイタリアとカナダの選手がスタンディングオベーションを送っていた。

 後藤がこのピンチを無失点で切り抜けると、上野がリエントリー(再登録)で再び最終七回のマウンドへ上がり3人で切って取った。

 26日に行われた1次リーグ最終戦では、最終回にサヨナラ本塁打を浴び、米国との全勝対決に敗れて2位での決勝進出となった。それでも、上野、今大会彗星(すいせい)のごとく現れたチーム最年少のリリーフ左腕・後藤を温存。2人の力投で決勝の舞台でリベンジした。

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