ハンドボール女子45年ぶり星 最多6得点の池原綾香「みんなで勝ち取れた」
「東京五輪・ハンドボール女子・1次リーグ、日本29-26モンテネグロ」(27日、国立代々木競技場)
女子の1次リーグで、A組の日本は2012年ロンドン五輪銀メダルのモンテネグロを29-26で破り、過去に一度だけ出場した1976年モントリオール大会以来45年ぶりの勝利を挙げた。勝ち点2を獲得し、モンテネグロとともに1勝1敗となった。日本は池原綾香(30)=オーデンセ、田辺夕貴(31)=北国銀行=の両サイドが確実に得点を重ね、主導権を握った。29日には韓国と対戦する。
歓喜の笑み、自然と浮かぶ涙。選手の表情からにじみ出る様々な感情が1勝の重みを物語った。ハンドボール女子の日本が1976年モントリオール五輪以来の白星をつかんだ。チーム最多の6点を挙げた池原は「苦しい時間帯も踏ん張って、みんなで勝ち取れた勝利。本当にうれしい」とかみしめるように話した。
前日26日夜に、選手だけでミーティングを開き「1人で守れなかったら2人で守る」と確認した。フィジカルが強いモンテネグロに対し、60分間、果敢に守り続け、後半途中には3人が2分間退場となるほどだった。
GKを含めた一体感のある守りは攻撃への流れをつくった。サイドの30歳、池原はチーム最小の157センチの体で目いっぱい跳び上がり、左腕を振った。シュート成功率は100%で「仲間がつくってくれたチャンスを最後に決めきる役割を果たせた」とうなずいた。
2017年からデンマークに渡って鍛錬した。19年の熊本世界選手権では、故障明けで思うようにプレーできず、悔し涙を流したが「今回は万全」と自信に満ちている。2勝目を挙げれば、1次リーグ突破へ近づく。「ワンチームとなって頑張る」と力強く語った。