向翔一郎がまさかの3回戦敗退「ボランティアの方にもメダル見せたかった」

 ハンガリー選手(右)に一本負けした向翔一郎
 ハンガリー選手(右)と対戦する向翔一郎
 ハンガリー選手(手前)に一本負けした向翔一郎
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 「東京五輪・柔道男子90キロ級・3回戦」(28日、日本武道館)

 向翔一郎(25)=ALSOK=が28日、トート(ハンガリー)に敗れ、3回戦で敗退となった。

 ゴールデンスコア方式の延長戦で、相手の大内刈りに屈した。初出場の五輪で悔しい結果に終わった向は「自分の本能のままに柔道ができたのはすごく楽しかったですし。仕方ないです。五輪を開催して頂き、ボランティアの方が協力していただいて、メダルを見せたかったが、仕方ない」と悔しさを押し殺した。

 2019年8月に行われた世界選手権で銀メダル。国際舞台での実績を評価されて代表選出されたが、まさかの3回戦敗退となった。

 ◆向翔一郎 1996年2月10日生まれ。富山県出身。19年世界選手権2位。全日本選抜体重別選手権では優勝2度。得意は内股、背負い投げ。

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