2冠へ伊藤美誠、シングルスも4強進出に笑顔「きのうよりは睡眠できた」

 準々決勝を戦う伊藤美誠(撮影・高部洋祐)
 ポイントを奪い、ガッツポーズを決める伊藤美誠(撮影・高部洋祐)
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 「東京五輪・卓球女子シングルス・準々決勝」(28日、東京体育館)

 女子のエースで世界ランキング2位の伊藤美誠(20)=スターツ=が4強進出。今大会2つ目のメダルに王手をかけた。同14位の田志希(韓国)と対戦。4-0(11-5、11-1、12-10、11-6)のストレートで圧勝した。

 「毎日毎日、今できることをやり切ろうと思っている。きょうはそれができた」と納得の表情を浮かべた。

 伊藤は26日には今大会から採用された混合ダブルスで、水谷隼(32)=木下グループ=と組んで日本卓球界初の金メダルを獲得。27日には睡眠3時間半でシングルス2試合に臨み8強進出を決めていた。

 この日は「きのうよりは睡眠できたので、しっかり足を動かすことができましたし自分らしい卓球が出来ました」と笑顔を見せた。

 準決勝は同22位のイン・ハン(ドイツ)と同3位の孫穎莎(中国)の勝者と対戦する。「あした楽しんで勝てるように、しっかり準備したいと思います」と気を引き締め、「毎日楽しく試合が出来ているのであしたも楽しんで勝ちにいきます」と誓った。

 午前中に行われた準々決勝第1試合では石川佳純(28)=全農=が敗れた。

 伊藤は2016年リオ五輪では福原愛、石川佳純との女子団体戦で銅メダルを獲得。シングルスで獲得となれば自身初となる。

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