バイルス、精神面の問題で欠場 体操個人総合で2連覇有力視
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米国体操協会は28日、2016年リオデジャネイロ五輪女子4冠のシモーン・バイルスが29日の個人総合決勝を棄権すると発表した。同協会は「精神面の問題に対処するため」としている。バイルスは予選を1位通過したが、27日の団体総合決勝の2種目目から「精神的ストレス」を理由に演技しなかった。
団体総合決勝で最初の跳馬を演技した後、残り3種目の出場を取りやめた。試合後に1年延期や無観客を遠因に挙げ「以前のように自分を信じられない」などと語り、涙を浮かべる場面もあった。
個人総合で1964年東京、68年メキシコのチャスラフスカ以来の2連覇が有力視されていた。