バドミントン桃田賢斗がまさかの1次リーグ敗退 金メダル候補、世界38位にストレート負け
「東京五輪・バドミントン男子シングルス・1次リーグ」(28日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
日本の桃田賢斗(NTT東日本)が1次リーグで敗退した。
世界ランキング1位、金メダル候補最有力として臨んだが、0-2(15-21、19-21)で同38位のホ・グァンヒ(韓国)に敗れた。1次リーグは1勝1敗となり、敗退が決まった。
歓喜の雄たけびを上げる相手とは対照的に、うつむくしかなかった。試合を通じて正確無比なショットが乱れ、ミスが目立った。いつもの桃田の姿は、そこにはなかった。
桃田は2018年から世界ランキング1位。19年に世界選手権2連覇を達成。国際大会で年間11回の最多優勝を果たした。
2020年1月に遠征先のマレーシアで交通事故に遭い、帰国後に右眼の眼窩底骨折が判明する大けがを負った。今年1月のタイ・オープンに出発する前には新型コロナウイルス陽性判定を受け、出場を取りやめ。多難を乗り越えての東京五輪だった。