村上茉愛が日本女子最高位の5位「やっと自分の演技できた」“鬼門”乗り越えた

女子個人総合決勝 跳馬の着地を決めた村上茉愛=有明体操競技場
女子個人総合決勝 段違い平行棒を終え、ガッツポーズする村上茉愛=有明体操競技場
女子個人総合決勝 村上茉愛の床運動=有明体操競技場
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 「東京五輪・体操女子個人総合・決勝」(29日、有明体操競技場)

 日本体操女子史上初となる個人種目でのメダル獲得を目指したエース・村上茉愛(24)=日体大ク=は4種目合計56・032点(平均台13・766、ゆか14・000、跳馬14・533、段違い平行棒13・733)で5位。メダルにこそ届かなかったが、女子で日本勢最高順位となった。

 村上は3種目を終えて6位に付けた。最終種目は予選、決勝ともにミスが出た段違い平行棒。その際に右肘を痛め、この日はテーピングしての出場となった。しかし、鬼門でミスのない演技を披露し、笑顔でフィニッシュ。一瞬、こみ上げるものがあったが、こらえると、再びさわやかな笑顔を見せた。

 村上はNHKなどで放送された中継でのインタビューで「団体決勝で、予選もそうですけど、自分が思うような演技がずっとできていなくて、団体戦の難しさをすごく味わった試合だったなと個人が終わって振り返って思うんですけど」と振り返った。個人総合は「自分の責任だし」と気持ちを切り替え、また「昨日の時点では試合に出るのもどうかなと思うぐらい」だったという右肘の痛みも、「東京(五輪)のために体操をやってきて、そんなことで諦めたくないなというふうに思って」と考えたという。「痛いところがあって、変な緊張をあまり考えずに今日は思い切って演技できたので、やっと自分本来の演技を出せたのかなと思っています」と振り返った。

 27日の女子団体の決勝ではメダルまでわずか0・816点及ばず5位。村上は段違い平行棒で片手が外れる痛恨のミスを犯した。予選では落下した鬼門を克服できず、試合後は涙があふれた。

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