ジョージアの柔道代表が東京タワー観光か?組織委「調査し、適切に対処」
国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長と、東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンは30日、メーンプレスセンターで定例会見を行った。
ジョージアの柔道選手が競技が終わった後の、27日に東京タワーを観光していたと一部で報じられた件について、高谷SPは「報道は承知している。調査を行い適切に対処する」とだけ話した。
今大会の新型コロナウイルス対策をまとめたプレーブック(規則集)違反について、現状での処分は厳重注意、誓約書の提出、一時的な参加資格の停止に止まっている。高谷SPによると「決して少なくない数」がこれらの処分を受けているという。
この日、大会関係者の新規陽性者は1日からの発表以降で、前日の24人を上回る最多の27人だったと発表された。選手の感染は3人だった。1人は米国の棒高跳び世界王者のケンドリックス。
組織委はプライバシー保護の観点から、原則陽性者の国・地域や年齢、性別などは公表しない方針。各国選手団や五輪委員会が発表した場合は、追認するとしている。来日した大会関連の陽性者は、1日以降で計225人となった。