フェンシング男子エペ団体、日本初の金メダル 歴史的快挙に、武井壮会長も歓喜
「東京五輪・フェンシング男子エペ団体・決勝」(30日、幕張メッセBホール)
山田優(自衛隊)加納虹輝(JAL)宇山賢(三菱電機)見延和靖(ネクサス)の日本は、決勝でROCと対戦。45-36で快勝し、日本初の金メダルを獲得した。
試合終了とともにコーチを含め5人で輪になって喜びを爆発させ、会場で見守っていた武井壮会長も選手とともに勝利に酔いしれた。
加納は試合後のインタビューで「これが夢じゃないことを祈っています」と喜んだ。
この日大活躍したのが個人戦の出場を逃した宇山だった。第4試合で世界ランキング2位のビダに8-6とすると、第7試合でも6-4とリードを広げた。最終第9試合は加納がビダを攻め切った。
日本は1回戦で米国に45-39で快勝すると、準々決勝で4連覇を狙うフランスを45-44で撃破。強豪を倒して波に乗る日本はこの日の準決勝でも韓国を45-38で退け、この種目では日本初となる表彰台を確定させていた。
日本フェンシング界のメダル獲得は2012年のロンドン大会フルーレ団体で銀メダルを獲得して以来となる。