エペは「キングオブフェンシング」団体メンバー見延が“エペで金”の意義語る

 男子エペ団体で優勝を果たし、抱き合って喜ぶ(左から)見延和靖、山田優、宇山賢、加納虹輝の日本チーム(提供・共同通信社)
 男子エペ団体準々決勝でフランスを破り、抱き合って喜ぶ加納虹輝(左)と見延和靖
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 「東京五輪・フェンシング男子エペ団体・決勝」(30日、幕張メッセBホール)

 山田優(自衛隊)加納虹輝(JAL)宇山賢(三菱電機)見延和靖(ネクサス)の日本は、決勝でROCと対戦。45-36で快勝し、日本初の金メダルを獲得した。今回はテレビ中継の解説も、フェンシング関係者も“エペでの頂点”ということに大きな意味があることを力説していた。

 フェンシングにはエペのほか、フルーレ、サーブルと3つの種目がある。その中でも、エペは「優先権」といったフェンシング独特のルールの適用がないことや、攻撃が有効になる体の部位が全身であることから、門外漢が見ていても分かりやすいという特徴がある。見延も「3種目ある中でも一番多くの競技人口があり、世界にも多くの強い国がある中で日本がその頂点に立てたということはすごく大きな意味を持っていると思っています」と説明した。

 太田雄貴が北京五輪で銀、また太田、千田、三宅、淡路が団体としてロンドン五輪で銀を獲得したのは「フルーレ」だった。

 見延は「またこの日本のフェンシングを広めていくためにも“キングオブフェンシング”のエペが日本国民に認知されることが、今後のフェンシングの発展にも、大きな役割だと思います」と、今後の発展につなげることも誓った。

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