ボクシング田中亮明が8強進出 次戦勝てばメダル確定 前回銅メダリストを撃破

男子フライ級2回戦で中国選手に勝利し、叫ぶ田中亮明=両国国技館
男子フライ級2回戦 2回、中国選手(左)と打ち合う田中亮明=両国国技館
男子フライ級2回戦 1回、中国選手(左)を攻める田中亮明=両国国技館
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 「東京五輪・ボクシング男子フライ級・2回戦」(31日、両国国技館)

 五輪初出場の田中亮明(27)=中京高教=が3-1の2回負傷判定で胡建関(28)=中国=を破り、ベスト8に進出した。次戦に勝てばメダルが確定する。

 プロボクシングの世界3階級を制した田中恒成(26)=畑中=の兄である田中。26日の1回戦ではヨエル・フィノルリバス(24)=ベネズエラ=に5-0の判定で勝利し、16強入りした。

 初戦に続いてサウスポー対決となった試合では16年リオデジャネイロ五輪同級銅メダリストの胡に対し、初回から前に出て左ストレートを狙う。2回には胡が右まぶたと左耳付近をカット。さらにはバッティングで額からも流血し、負傷判定に持ち込まれた。判定は3-1(20-18、19-19、20-18、20-18、18-20)で終始積極的に攻めた田中を支持した。

 4選手が出場した日本のボクシング男子は全選手初戦を突破したが、全員が田中以外の3人は3戦目に進むことができずにいた。ライト級の成松大介(自衛隊)は額の負傷で2回戦を棄権。ウエルター級の岡沢セオン(INSPA)、ミドル級の森脇唯人(自衛隊)も判定負けした。田中は、村田諒太がミドル級で金メダル、清水聡がバンタム級で銅メダルを獲得した12年ロンドン五輪以来、2大会ぶりのメダルを目指す。

 一方で今大会で初めて出場権を獲得した女子は健闘。フェザー級の入江聖奈(日体大)が準決勝進出を決め、銅メダル以上を確定させた。並木月海(自衛隊)もベスト8まで勝ち残っており、次戦に勝てば2人ともメダルを獲得することになる。

 田中は全日本選手権で3度優勝。母校で教員を務めながら、悲願の五輪初出場を果たした。プロで世界3階級制覇を達成した田中恒成の兄で、今大会へ向けて兄弟でトレーニングを積んできた。

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