岸大貴 メダル届かず涙「求めている演技出せなかった」世界トップとレベルの差痛感
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「東京五輪・トランポリン男子・決勝」(31日、有明体操競技場)
男子決勝で予選6位の岸大貴(26)=ポピンズ=は57・815点をマークし、7位となった。リトビノビッチが61・715点で初の金メダルを獲得し、ベラルーシ勢が2連覇となった。堺亮介(24)=バンダイナムコアミューズメント=は予選で第1、第2演技ともにミスが出て15位で敗退。
男女を通じて日本勢初のメダルは、またも持ち越しとなった。男子は岸が予選を通過して7位に入るのが精いっぱい。決勝では跳躍が乱れ、目元を抑え「自分の求めている演技が出せなかった悔しさと、決勝の最後の10本まで戦い抜けた涙だった」と振り返った。
技の難度では世界のトップレベルに劣るため、出来栄えで完璧に近いものを出すことが必要だったが、できなかった。
岸は「この舞台でこういう思いを持てたことは、絶対次の五輪につながる」と話した。2024年パリ五輪までの3年間、日本勢は心技体全ての成長が求められている。