前回金の土性沙羅 難敵に完敗で初戦敗退「相手が強かった」無念の0-10
「東京五輪・レスリング女子フリースタイル68キロ級・1回戦」(2日、幕張メッセAホール)
16年リオ五輪覇者の土性沙羅(26)=東新住建=がまさかの初戦敗退となった。
タミラマリアナ・ストックメンサ(米国)と対戦。開始直後にタックルで2ポイント奪われると、さらにローリング2ポイントを失った。この後も、タックル、ローリング2回で計6ポイントを失い、0-10で無念のテクニカルフォール負けとなった。
土性は「19年に世界選手権で負けた相手。2年間いつかどこかで当たると思い、練習を積んできたが、相手が練習してきていると実感しました。タックルに入られたら、切るのが難しい。タックルに入られないように意識したが、強かったです」と完敗を認めた。
ここまでの道のりを振り返り、「本当に五輪があるかないか、開催していただいたことに感謝してマットに上がりました。(この後は)待つしかない。たくさんの方に支えられてもらいマットに上げてもらった。敗者復活に上がれれば、死に物狂いで戦いたい」と語った。ストックメンサが決勝までいくと敗者復活戦、銅メダルの可能性が浮上する。