AS乾・吉田組「足りない」93点台 ライバルと大差、厳しいスタートに
「東京五輪・アーティスティックスイミング・デュエット・フリールーティン・予選」(2日、東京アクアティクスセンター)
デュエットで予選のフリールーティン(FR)が行われ、2大会連続のメダル獲得を目指す日本の乾友紀子(井村ク)吉田萌(ザ・クラブピア88)組は93・9333点だった。3日のテクニカルルーティン(TR)との合計点で上位の12組が決勝に進む。決勝は再びFRを行い、TRとの合計得点で優勝を争う。
94点に迫る得点でも十分ではなかった。乾、吉田組は表彰台を争うライバルのウクライナに1・0000点も劣った。今大会最初に審判員の評価を得るこの日を重要視していただけに厳しいスタートとなった。
電子音に合わせた小刻みな動きが多い難しい演目。序盤は同調性の高い動きを見せたが中盤以降、2人の高さにばらつきが出てしまった。井村監督は「94点以上を狙っていたのでちょっと足りない」と話したが、ウクライナとは大差がついた。
乾は「最初からうまくは絶対にいかないと覚悟して臨んだ」という。この大差を覆すべく、吉田は3日のテクニカルルーティンへ「一番いいものをやって(高い)技術を見せられるようにしたい」と力を込めた。