サニブラウンら失速 男子100、200ともに予選全滅は04年アテネ以来の屈辱

男子200メートル予選を終えたサニブラウン=国立競技場(撮影・堀内翔)
男子200メートル予選 ゴール後に厳しい表情で電光掲示板を見るサニブラウン・ハキーム。2組6着で敗退した=国立競技場
男子200メートル予選 力走する飯塚翔太(手前)。1組6着で敗退した=国立競技場
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 「東京五輪・陸上男子200m・予選」(3日、国立競技場)

 日本勢は3選手が出場し、予選敗退した。サニブラウン・ハキーム(22)=タンブルウィードTC=が21秒41で組6着。飯塚翔太(30)=ミズノ=が21秒02で組6着。山下潤(23)=ANA=が20秒78で組5着だった。

 サニブラウンは後半も伸びず、失速。「ちょっとひどすぎますね。調子は良かったんですが、今のレースは50から100の切り替えができてなくて、そこで追いかれてそのまま間延びした」と落胆。「オリンピックというより自分がダメだった。ちょっと悔しいですね」とショックを隠せなかった。

 男子短距離勢は世界の壁にぶつかった。100、200ともに全員準決勝に進めないのは04年のアテネ五輪以来。2次ラウンドがあった北京五輪以前も含めて、100、200もとも出場選手を送り出した大会で1次ラウンドでの全滅は1928年アムステルダム五輪以来となった。

 山下は「この順位では予選通過が厳しい。満足いかないですね」と落胆した。

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