「東京五輪・レスリング女子６２キロ級・２回戦」（４日、幕張メッセＡホール）

　レスリング女子６２キロ級の川井友香子（２３）＝ジャパンビバレッジ＝がヨハンソン（スウェーデン）に勝ち、準決勝に進出。序盤１－２と一時リードを奪われたが、慌てることなく攻め続け、１０－２と圧倒した。

　「緊張はいつも通りしていたが、練習でやっていることができている。いい感じかなと思います。一回戦ではオリンピックが楽しいなと思いながらやっていた。やっと立てた舞台で試合をしていた。考え過ぎると体が動かなくなり、やってきたことを出せると特に考えなかった」

　姉妹同時の五輪代表は２００８年の北京五輪で姉の伊調千春、妹の馨以来となった川井姉妹。妹の川井友香子は「１９年に代表に決まってから２人で金メダルを目標にやってきた」と姉・梨紗子との悲願成就へ力を込めていた。その大きな目標へまた一歩近づいた。

　◆川井友香子（かわい・ゆかこ）１９９７年８月２７日生まれ。石川県出身。１８年世界選手権６２キロ級銀メダル。姉はレスリング５７キロ級の日本代表・川井梨紗子。