卓球男子メダル王手!丹羽孝希が殊勲2勝「自分でも驚いている」6月には第1子誕生

男子団体準々決勝 スウェーデン戦の第1試合でプレーする丹羽孝希(左)、張本智和組=東京体育館
男子団体準々決勝 スウェーデン戦の第1試合でプレーする丹羽孝希(下)、張本智和組=東京体育館
男子団体準々決勝 スウェーデン戦の第1試合でプレーする丹羽孝希(手前)、張本智和組=東京体育館
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 「東京五輪・卓球男子団体・準々決勝、日本3-1スウェーデン」(3日、東京体育館)

 前回リオデジャネイロ大会銀メダルの日本は、世界ランク5位の強敵スウェーデンを下し、4強入りでメダルに王手を懸けた。第1試合のダブルスは、張本智和(木下グループ)丹羽孝希(スヴェンソン)組で先勝。第2試合シングルスの水谷隼(木下グループ)は敗れたものの、第3試合は張本が快勝し、第4試合は丹羽が相手エースのファルクを撃破した。

 丹羽が殊勲のヒーローとなった。張本とのダブルスで先勝すると、シングルスでは相手エースの強打を封じて完勝。“いぶし銀”ぶりを発揮した技巧派は「そこまで絶好調というわけではないが、(ダブルス含め)2点取れて自分でも驚いている」と口角を上げた。

 リオ五輪では団体で銀メダルを獲得したが、シングルスではほとんど貢献できなかった。寡黙な仕事人は、ようやく大舞台で実力を発揮。ベンチに戻ると水谷から「やっと活躍したな」と声を掛けられ笑った。

 昨年10月に結婚し、6月には第1子が誕生したばかり。夫人の出産には立ち会うことができ、「本当に感動しましたね。自覚をより持ったというか、もっとしっかりしなきゃと思いました」と力に変えている。「五輪延期で大変な部分があったが、娘ができたりと、いいことも続いたので乗り越えることができた」。支えとなった家族のためにもメダルを持ち帰る。

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