石川祐希が打つと見せかけて まるで漫画「フェイクトス」がトレンド入り

第3セット スパイクを決める石川祐希=有明アリーナ(撮影・堀内翔)
第3セット ブラジルに得点を決められた日本代表=有明アリーナ(撮影・堀内翔)
ブラジルに敗れ、西田(左)と抱き合う石川=有明アリーナ
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 「東京五輪・バレーボール男子・準々決勝、日本0-3ブラジル」(3日、有明アリーナ)

 世界ランキング11位の日本は同1位のブラジルにストレート負け(20-25、22-25、20-25)で45年ぶりの4強入りはならなかった。ただ、強豪を相手に日本が見せた華麗なプレーがネット上で話題になっている。

 各選手が奮闘したのはもちろんだが、チームプレーでも魅せた。中でも話題になっているのは「フェイクトス」。第2セットの5-3の場面ではレフトにいた石川がツーアタックのモーションから逆サイドへ長いトスを上げ、西田が決めきった。8-5の場面では、石川がツーでバックアタックを打つと思わせて空中でトスに変更。ライトにいた西田がノーブロックでアタックをたたき込むという、ブラジルを翻弄するプレーを見せた。

 午後3時55分の時点で、ツイッターのトレンドに入っているなど、ネット上ではこうしたプレーが話題になっており、中には人気バレーボール漫画「ハイキュー!!」を思い起こさせるとの声も見受けられる。

 今大会は石川、西田の二枚看板を中心に奮闘。1次リーグではイランをフルセットの激戦の末に破って、1992年バルセロナ大会以来、29年ぶりの準々決勝進出を決めた。中垣内監督が大会前に「自分たちの伝説をつくってくれ」と未来を託し、止まっていた歴史を動かしたが、4強入りはならなかった。

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