スケボー女子 史上最年少12歳の開心那が予選3位で通過
「東京五輪・スケートボード女子パーク・予選」(4日、有明アーバンスポーツパーク)
夏季五輪日本選手史上最年少の12歳、開心那(WHYDAH GROUP)が2組に登場し、2回目の滑走で52・46点をマーク。この組1位、全体の3位で通過し、上位8人で争われる午後の決勝へ進んだ。
とても12歳とは思えない貫録の滑りだった。1回目で早くも49・44点とここまでの最高得点をマーク。続く2回目もスタートから積極的に攻めると、大技を連発した。緊張感をみじんも感じさせず、ノーミスで滑走。3回目は序盤に失敗したものの、3位で通過した。
開は「すごい楽しかったです。1本目のときは、ちょっと緊張したんですけど、滑ったら緊張しなくなった。2回目に練習でやってない技があって、ちょっとやってみようと思ったらできちゃった」とあどけない表情で振り返った。
◆開心那(ひらき・ここな) 2008年8月26日生まれ。北海道苫小牧市出身。5歳の時に父の影響でスケートパークに行った際、「うまくなるよ」と言われたことで熱中。グラインド技が得意。日本選手権では18年4位、19年優勝。12歳10か月での夏季大会出場は日本勢史上最年少。