川井梨紗子が決勝進出!五輪連覇、姉妹で金に王手 リオで吉田沙保里に勝った難敵撃破
「東京五輪・レスリング女子フリースタイル57キロ級・準決勝」(4日、幕張メッセAホール)
リオデジャネイロ五輪金メダリストで世界ランキング1位の川井梨紗子(26)=ジャパンビバレッジ=がマルーリス(29)=アメリカ=に2-1で勝ち、決勝進出を決めた。マルーリスはリオデジャネイロ五輪では53キロ級で吉田沙保里を破って金メダルを獲得した難敵だった。
「結果が午前中の反省点を整理して、コーチとも話して、ポイントは取れなかったが、感覚は悪くなかったと思います。圧がすごいと感じていて、組んだ瞬間にいつもよりやっている練習の相手の子のほうが重さがあって圧が違う、いけると思った。昨日は私がゆかこに背中を押してもらったので、あとひとつのところで、後押しすることができて良かった。今まで起こってきたことすべて、いいことも悪い事もすべてこの日のためにあると思ってやっているので悔いのないよう、たくさんの方の協力で大会を開催してもらっている。感謝の気持ちと日本代表の責任を果たすべく、戦おうと思います」
石川県河北郡津幡町出身。父が学生王者、母も世界選手権出場とレスリング一家に育った。妹の友香子は62キロ級の日本代表で、この後決勝を戦う。姉妹での金メダルに、ともに王手をかけた。
◆川井梨紗子(かわい・りさこ)1994年、石川県津幡町出身。父孝人さんは元学生王者、母初江さんは1989年世界選手権に出場した。2017年から世界選手権3連覇。妹友香子も62キロ級で東京五輪代表。2人そろって歌手の倖田來未の大ファン。