陸上大国に衝撃 世界王者米国がリレー予選敗退 カール・ルイス氏非難「恥ずべきこと」

 男子400メートルリレー予選 2組6着で敗退した米国のアンカーのクレーボン・ギレスピー(中央)
 山県亮太が桐生祥秀にバトンを渡す(撮影・堀内翔)
 91年8月25日、世界陸上東京大会の男子100メートルで世界新をマークし、優勝したカール・ルイス(手前)
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 「東京五輪・陸上男子400mリレー・予選」(5日、国立競技場)

 16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本は、1走多田修平(住友電工)、2走山県亮太(セイコー)、3走桐生祥秀(日本生命)、4走小池祐貴(住友電工)で挑み、38秒16の1組3着で6日の決勝進出を決めた。日本は6大会連続の決勝進出となった。2組で日本よりもタイムが速かった19年世界選手権金メダルの米国は38秒10の6着で予選落ちとなった。

 陸上大国に衝撃が走った。19年世界王者で、00年シドニー五輪以来となる五輪金メダル奪還の期待が懸けられていた米国がまさかの予選落ち。100メートル銀メダルのカーリーや、同5着のベーカーに、今季世界最高の9秒77の記録を持つブロメルを擁したが、精彩を欠いて下位に沈んだ。

 自国の失態に、伝説的名スプリンターのカール・ルイス氏はツイッターを更新し、批判。「チームUSAはリレーですべて間違ったことをした。バトンパスも間違っているし、走順も間違い。リーダーシップがないことは明らかで、完全に恥ずべきこと。私が見た子供たちよりも悪くみえた」と、断罪した。

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