「東京五輪・卓球男子団体・３位決定戦、日本３－１韓国」（６日、東京体育館）

　世界ランキング３位の日本は同４位の韓国を３－１で破り、銅メダルを獲得した。日本の同種目でのメダル獲得は前回リオデジャネイロ五輪の銀メダルに続き、２大会連続となった。

　第１試合のダブルスでは水谷隼（３２）＝木下グループ＝、丹羽孝希（２６）＝スヴェンソン＝組が３－１で先勝。第２試合のシングルスでは張本智和（１８）＝木下グループ＝が３－１で勝利した。韓国・張ウ珍とのエース対決を制して勝利を決めると雄たけびをあげ、ド派手なガッツポーズも繰り出した。

　王手をかけた第３試合は丹羽が登場したが、０－３でストレート負け。２勝１敗となった。

　少し嫌な流れになりかけたが、第４試合では水谷が張ウ珍と対戦。大熱戦となった第１ゲームを１４－１２で奪うと、そのまま３－０で押し切った。

　日本は準決勝でドイツに敗れ、２大会連続の決勝進出はならず。だが、３位決定戦では一丸で勝利をつかみ、２大会連続の表彰台を守った。

　前日女子団体で銀の石川、伊藤、平野やサポートメンバーも客席で応援。卓球日本は混合ダブルス（水谷隼、伊藤美誠）での金を含め、計４個のメダル獲得となった。

　３選手のコメントは以下の通り。

　水谷「ここ数年間シングルスでいいプレーができなかったが、最後に一度も勝ててない相手に３－０で勝てた。努力してきて良かった。最高の後輩たちに恵まれて素晴らしい結果を残せた。今度のパリではぜひ金メダルを目指して、後輩たちに頑張ってもらいたい」　丹羽「僕はどんなにミスしても水谷さんが攻めていけと言ってくれた。それでどんどん調子が出ていった。水谷さんと張本がいて心強かった。メダルが取れるか不安だったが、取れて良かった」

　張本「水谷さんがいての日本男子チーム。最後決めてくれると信じていた。リオからの５年間、感謝しかない」