リレー侍 桐生が悔し涙「(メダルを取った)後ろ(の選手)が羨ましい」痛恨バトンミス

 バトンミスをした多田修平(左)、山県亮太(右)の肩を抱く桐生祥秀(撮影・高部洋祐)
男子400メートルリレー決勝 バトンパスを失敗する第1走者の多田修平(上)と第2走者の山県亮太=国立競技場
男子400メートルリレー決勝でバトンミスし、肩を落とす(右から)山県亮太、多田修平、桐生祥秀、小池祐貴=国立競技場
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 「東京五輪・陸上男子400mリレー・決勝」(6日、国立競技場)

 2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの日本は多田修平(25)=住友電工、山県亮太(29)=セイコー、桐生祥秀(25)=日本生命、小池祐貴(26)=住友電工=で挑んだ。1走の多田が素晴らしいスタートを切ったが、2走の山県へのバトンの受け渡しに失敗。日本得意のバトンでの痛恨ミスで、この瞬間、2大会連続3度目のメダルが消えた。

 バトンを受け取ることなく、レースが終わった3走の桐生はインタビューで、フィールドでメダル獲得を喜ぶ海外の選手たちに目をやりながら、「(メダルを取った)後ろ(の選手)が羨ましい。日本の国旗をこの舞台で掲げたかった。僕が予選でもっと速く走っててて、多田とか山県さんに心の余裕があれば、結果も違っていたと思うので…。応援してくれた人たちの期待を裏切ってしまった」と、悔しさで涙をあふれさせた。

 ◆多田修平(ただ・しゅうへい)1996年6月24日、大阪府東大阪市出身。大阪桐蔭から関学大に進学し、17年ロンドン世界選手権は10秒26で準決勝敗退。日本選手権は17年に2位、18~20年はすべて5位。住友電工所属。177センチ、66キロ。

 ◆山県亮太(やまがた・りょうた)1992年6月10日、広島県出身。広島・修道高校から慶大に進学。2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪で男子100メートル男子準決勝進出。リオでは400メートルリレーで銀メダル獲得。今年6月の布施スプリントで9秒95の日本新記録をマークした。セイコー所属。176センチ、70キロ。

 ◆桐生祥秀(きりゅう・よしひで)1995年12月15日、滋賀県彦根市出身。洛南高時代の13年織田記念陸上で日本歴代2位の10秒01を記録し、一気に注目を集めた。14年4月に東洋大に進学。15年3月のテキサスリレーで追い風参考(3・3メートル)ながら電気計時では日本人初の9秒台となる9秒87をマークした。16年リオ五輪男子400メートルリレーでは銀メダル獲得に貢献。100メートル元日本記録保持者。175センチ、70キロ。

 ◆小池祐貴(こいけ・ゆうき)1995年5月13日、北海道出身。パワフルな走りで自己ベストは9秒98。かつて寿司屋でアルバイトも。住友電工所属。173センチ。

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