急きょ1時間前倒しの影響は?鈴木は「あ、そんなことか」 一山は寝ている時に連絡
「東京五輪・陸上女子マラソン」(7日、札幌大通公園発着)
19位に入った鈴木亜由子(29)=日本郵政グループ=はゴール直後は笑顔も見せた。暑さなどが考慮され、レース前日にスタート時刻が1時間前倒しになる異例の措置がとられたが、伝えられた際は「あ、そんなことか」と気にもとめなかったと振り返った。
鈴木はレース後、「いろんな変更がある中で、走れることがまずは幸せだった。1時間早くなったとかは関係なかった」と語った。連絡を受けたのは、前日6日の夕食後。「あとは休むだけ」という時に日本郵政グループの高橋監督に「大事な話がある」と呼び出されたという。
「(開催が)ないとかそういうところまで想像した」と監督の神妙な面持ちが気がかりだったというが、「1時間早くなるって言われて。あ、そんなことかと」とにこやかに振り返った。
8位入賞の一山麻緒(ワコール)は寝ている時に連絡を受けたという。午後7時前には床に就いていたといい、午後7時過ぎに「明日、6時にスタートになったって聞いた?」と連絡を受け、「聞いてないですって。ちょっと目が覚めた、それで」と振り返った。
序盤で先頭を走った前田は33位フィニッシュ。スタート時刻変更は「急きょ(前日の)夜に知った」といい、「気持ち的にはそんなに変わりはなかったけど、体の、体調的にはあったのかなと」と振り返った。