本橋菜子 銀メダルに涙 大ケガ克服し活躍「すごく長い旅だった」
「東京五輪・バスケットボール女子・決勝、日本75-90米国」(8日、さいたまスーパーアリーナ)
敗れてなお、晴れやかな姿が印象的だった。バスケット女子決勝。日本は、米国に75-90で敗戦。しかし過去最高成績だった1976年モントリオール五輪の5位を上回り、男女を通じて初の表彰台で、輝かしい銀色のメダルを手にした。
2020年11月に右膝前十字じん帯を断裂し、復帰したPG本橋菜子(東京羽田)は「すごく長い旅だった。結果としてメダルを取れて本当にうれしい」と涙を浮かべた。「泣いても笑ってもこれが最後。できることを全部コートにと思っていた」と、積極的に3点シュートを狙い、16得点。リハビリ期間は「何度も逃げ出したいと思ったけど、よくやったと自分を褒めてあげたい」と振り返り、関係者への感謝も口にした。