ざわちん 素顔解禁と“除霊騒動”語る
今年のブレークタレントの1人、ものまねメイクのざわちん(22)が17日に歌手デビューした。歌手・8utterfly(バタフライ)とのコラボ曲「だけど、キミしか見えなくて…」の配信を開始。鈴木おさむ氏が監修したPVではマスク姿だが、年明けのライブでは素顔で歌唱するという。ざわちんにインタビューし、素顔を解禁しての本音と、そのきっかけの1つとなった“除霊騒動”について聞いた。
9月22日に出演したテレビ番組とブログで、ざわちんは素顔での活動を宣言。今秋から“脱マスク”を本格化させている。
素顔で取材に応じたざわちんに、ライブではどんな姿なのか聞くと「さすがにマスクはしません。声がこもっちゃうから」と即答。続けて「でも(マスクを)取ると(ネットが)荒れちゃうんです。かわいくないとかブスとか、めっちゃ書かれる」と、自虐ジョークを返すなど余裕を感じさせた。
「マスクを取ることに全然、心配はないんです。逆に新しいファンも増えるんじゃないかと思ってます。今まではメイクファンだったので、違うざわちんを見せることで、また新しいファンも付いてくれると思うんです。歌手ということで、マスクは付けない。新たな戦いが始まる感じです。歌手として新しいざわちんを見てもらえたら。いいきっかけになると思っています」
素顔宣言する前、ざわちんには、ある事件が起きていたという。8月上旬にブログで「電話で遠隔除霊して貰いました」などと書き込み、まとめサイトができるなど騒ぎになった“除霊騒動”だ。ざわちんが明かす。
「(8月3日に)レコーディングする1週間ほど前から(体の疲れが)普通じゃないな、と思ってたんです。肩が固いような重いような感じで、ほぼ毎日マッサージに行っても全然治らなくて、鍼灸(しんきゅう)院にも行って…。いくら努力しても治らなくて」
時を同じくして、コラボ相手のバタフライが、ざわちんに何者かが取りついている“予知夢”を見たという。翌日のレコーディング初日に、ざわちんはバタフライから、その奇妙な夢について、手紙で伝えられた。
当時を振り返り、ざわちんは「最初は(その手紙を)ラブレター?と思ったくらい。中身を見て『実は今、体調がおかしい』って伝えたんです。そしたら、バタが夢で見たっていう人に思い当たる人がいて。知人でした。“その人”も前から肩が重いと言っていて、病院で原因不明と言われたって話をしていたんです」と明かした。
これはまずいと、すぐに関係者に霊能者を紹介してもらい、電話で遠隔除霊を受けたという。半信半疑だったが「除霊をしてもらった日の夜に、めったにない“その人”からメールがあって『急に肩が軽くなった』って。最初は気のせいだと思ってたんですけど、これは本物だ!と」と、自身の不調も治っていったのだとか。
「バタは恩人なんです。除霊以外にもアドバイスをもらい、楽になりました。今までは無理して突っ走っちゃうタイプだったので、『抜くときは抜いて、やるときはやる、って感じに自分のペースを守った方がいい。このままじゃ死ぬぞ』と言われて、変わったんです」
肩の力が抜けたためか、ざわちんが素顔を解禁したのは、その直後だった。
歌手活動を、ざわちんは“新たな戦い”と表現した。新人歌手としての戦いであり、素顔・ざわちんとしての戦いでもある。ものまねメイクで大ブレークした2014年。来年はどんな“顔”を見せてくれるのか期待したい。
(デイリースポーツ 古宮正崇)