【野球】ミスター背番号「3」復活は5万5000人!キャンプのフィーバー振り返る
プロ野球の春季キャンプが1日からスタートしている。これまでの球史の中でも、注目の大物新人らの動向で盛り上がりを見せたキャンプイン。過去の春季キャンプ中に“フィーバー”した出来事を振り返る。(敬称略)
【83年・ヤクルト】 甲子園で人気が爆発した荒木大輔が82年度ドラフト1位で早実からヤクルトに入団。米アリゾナ州ユマでのキャンプに先立ち1月15日から行われた神宮での国内キャンプでは、100人を超える報道陣と大勢の女性ファンが殺到した。
【93年・巨人】 星稜時代に甲子園で大暴れした松井秀喜のプロ1年目。宮崎キャンプ初日は、背番号「33」で13年ぶり現場復帰した長嶋茂雄監督の人気も重なり約3000人が詰めかけた。
【99年・西武】 横浜から西武入りした松坂大輔を目的に春野キャンプには連日約1万人が集結した。2月14日には1万5000人が駆けつける過熱ぶり。ファンの注目をそらすため、チームメートの谷中真二が松坂の背番号「18」のジャンパーを着て“影武者”を務めた。
【00年・巨人】 誰もが“その瞬間”を待っていた。巨人・長嶋監督が背番号「3」を復活させて臨んだ宮崎キャンプ。注目されたお披露目は2月12日。駆けつけたファンの人数は、土曜日ということもあり、なんと5万5000人だった。当日は、FAで獲得した際に前年までの背番号「33」を譲った江藤にノックを打ち、盛り上げた。
【04年・日本ハム】 新庄剛志が米球界から日本に復帰。日本ハムの名護キャンプは連日の大フィーバーで、2月11日には球団史上最多となる約4000人が押し寄せた。
【11年・日本ハム】 「ハンカチ王子」こと、斎藤佑樹が早大から日本ハムに入団。名護キャンプ初日は、メディア56社423人が集結した。ただし、観客数は前年から300人増の800人にとどまった。
(デイリースポーツ・折原良輔)