【野球】阪神・福留12球団制覇弾に王手で挑む交流戦 残すは日本ハム

 交流戦が30日に開幕する。リーグが違うチーム同士の対決が醍醐味(だいごみ)だが、同時に「12球団本塁打」や「12球団勝利」といった記録にも注目が集まる。そこで、それぞれで王手をかけている主な選手を取り上げる。(球団は達成当時、敬称略)

 阪神では福留孝介と西岡剛がリーチをかけている。福留は日本ハム戦で放てば現12球団制覇。福留がパ・リーグ球団から放った本塁打の内訳はソフトバンク&西武=各4本、楽天=3本、オリックス&ロッテ=各2本。西岡は近鉄からも放っているので、古巣・ロッテ戦で一発を打てば13球団目となる。

 なお、オリックスから阪神へFA移籍した糸井嘉男は13年5月11日・日本ハム戦で達成済み。阪神では現監督の金本知憲が05年6月10日・日本ハム戦、新井が08年5月14日・広島戦で記録している。今季から巨人でプレーしている陽岱鋼も王手の状態で、残すは昨年まで在籍した日本ハムだ。

 ちなみに、昨年までで全球団本塁打を記録した選手は31人。太平洋・江藤慎一が1975年6月1日・ロッテ戦で史上初めて達成。最近ではオリックス・中島宏之が2016年9月22日・西武戦で決めている。中島は近鉄を含めた13球団から本塁打。“13球団制覇”は中島をはじめ、巨人・谷佳知、中日・和田一浩、西武・フェルナンデスら過去8人いる。

 一方、12球団勝利はヤクルト・成瀬善久がロッテから、楽天・岸孝之が広島から白星を挙げればクリアする。近鉄を含む13球団勝利は、工藤公康が横浜時代の07年7月24日・巨人戦で達成。ほかには巨人・杉内俊哉やソフトバンク・寺原隼人も記録している。全球団セーブは過去3人。最初の達成者は日本ハム・江夏豊で81年5月19日・南海戦で記録。現12球団では巨人・クルーンとソフトバンク・サファテがマークしている。(デイリースポーツ・折原良輔)

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