【サッカー】長友佑都、オフに見せた子供好きなその素顔
サッカー日本代表DF長友佑都(インテル・ミラノ)が16日、都内でイベントに出席した。海外で研さんを続ける選手にとって、6月は短いオフ期間。同時に素顔が垣間見える期間でもある。アンバサダーを務める「ABCマート」のイベントに参加した長友に、抜群のコミュニケーション力を見た。
「いただきます」。両手を併せる長友の周囲には子供たちの姿があった。この日のメニューは、長友の専属シェフが手がけた昼食。体だけではなく、メンタルにも染み渡る食事をとる中で憧れとも言える“スーパースター”への質問の手は緩まない。
「身長何センチ?」、「結婚しているの?」などなど。
長友も「子供は容赦なく突っ込んでくるからね」と苦笑いしながら、一つ一つの質問に丁寧に応えていた。
会話は止まらない。子供たちの質問攻めが止まると、長友は得意の“オーバーラップ”で攻撃に転じる。「今、学校では何がはやっているの?」。お笑い芸人・ブルゾンちえみの「35億」に対して「あんまり日本にいないから、オレ知らないわ。マネしてみてよ」とカウンターを仕掛ける姿が新鮮だった。
イベントの主催側も「長友さん、めちゃめちゃなじんでいますよね」と笑うほど、子供たちと共に食事を頬張る姿はしっくりきた。女優で妻の平愛梨さんとの話を聞かれても、笑って話す姿が印象的だった。
イタリア移籍をしたのが2010年。11年に強豪・インテルに移籍した長友には「他の選手と1時間話していたのに、3つぐらいのイタリア語しか話していなかった」という逸話が残るほど。
「子供が大好き。エネルギーをもらった」と話す長友佑都の成長に期待したい。(デイリースポーツ・松落大樹)