【野球】プロ野球試合遅延の珍事 過去には事故渋滞、ホームプレート修正などでも

 11日の広島-巨人(マツダ)で、巨人側のアンダーシャツの球場到着が遅れ、試合が30分遅れで開始となる珍事が起きた。用具を運んでいた車両が渋滞の影響で間に合わなかったため。過去にも、このような理由で遅延や中止になった試合がある。

 今回と同じように用具類が届かなかったのは、1979年7月13日の日本ハム-南海(後楽園)。東名高速日本坂トンネルで発生した火災の影響で道路が渋滞。南海のユニホームやグラブなど用具を積んだトラックが球場に到着できなかった。その事情を南海が日本ハムに説明し、中止の決断に踏み切った。また、67年10月9日のサンケイ-中日(横浜平和)では試合球が届かず、開始時間が37分遅れている。

 92年5月6日の中日-広島(浜松)では、新幹線の故障による遅延で、審判員4人や記録員の到着が規定時間(試合開始3時間前)に間に合わず、試合開始が14分遅れた。

 名古屋から浜松への移動で、約2時間足止めに。途中下車して名古屋へ戻り、在来線で浜松に入った。球場到着は、開始予定時刻の3分前となる午後5時57分だった。

 少し変わったところでいえば、76年5月18日の巨人-ヤクルト(郡山)。ホームプレートの位置を直すため、13分開始が遅れた。この試合の開始直前に巨人先発の新浦が、バッターボックスの位置が曲がっている、と球審にアピールして発覚。グラウンドキーパーがラインを引き直してプレーボールとなった。

 最近では、2014年9月27日の日本ハム-オリックス(札幌ドーム)で、飛行機の機体トラブルでオリックス側の到着が遅れたため、開始を30分遅らせる対応が取られた。

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