【野球】阪神メンドーサのセ球団との相性は?逆転Vへ緊急加入…日本ハム時代を振り返る
阪神が、日本ハムからウエーバー公示されたルイス・メンドーサ投手を獲得した。助っ人エース・メッセンジャーが右足腓骨(ひこつ)骨折で戦線離脱したことを受けてのもの。3日の中日戦(甲子園)で加入後初登板初先発したが、14年からNPBでプレーしているメンドーサの日本ハム時代を振り返る。
セ・リーグに舞台を移したということで、交流戦での通算成績を見ると、14試合で2勝5敗、防御率3・46。先発で13試合、中継ぎで1試合に登板している。勝敗の内訳は14年が中日に1勝、巨人と広島にそれぞれ1敗。15年はヤクルトに1勝、16年は中日に1敗、17年は阪神とヤクルトに1敗ずつとなっている。
セ・リーグの本拠地球場での通算防御率はナゴヤドーム1・93、甲子園5・40、神宮5・91、マツダ6・75。パ・リーグとの対戦を含めた東京ドームでの通算防御率は2・80。今季交流戦は6月3日・阪神戦(甲子園)に先発し、5回3失点で負け投手になっている。
今季、日本ハムでは20試合に登板し、3勝7敗、防御率3・97。リリーフでの登板は3試合。被打率は右打者に・246で5本塁打、左打者は・329で4本塁打を許している。また、全体的な傾向として初球の被打率が高く・394、5本塁打だった。
メジャー時代は、レンジャーズやロイヤルズでプレーして、通算16勝。日本デビューのマウンドは、14年4月1日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で6回2/3を1失点。来日初登板初先発での初勝利だった。
広島と対戦した昨年の日本シリーズ第5戦(札幌ドーム)では、日本ハムの先発・加藤が1点ビハインドの二回に1死満塁のピンチを招いたところで登板。菊池を三ゴロ、丸を空振り三振に封じて後続を断った。最後はチームがサヨナラ勝利し、同シリーズ3勝目。続く第6戦でも日本ハムが勝利し、日本一につながった。