【スポーツ】大仁田厚の7度目の復帰はあるのか?それとも政界再進出か

 やはりリングに帰ってくるのだろうか。10月31日に7度目の引退をしたプロレスラーの大仁田厚(60)が、3日に「大仁田厚反省会」と題した興行を開催し、レフェリーデビューを果たした。

 だが、レフェリーとは名ばかり。有刺鉄線バットを手に入場曲付きでバトルロイヤルに現れると、有刺鉄線バットで選手を殴打し、「お願いします!」と選手に懇願されて机上パイルドライバーも敢行。最後は毒霧まで噴射した。

 もはやレスラー復帰と言ってもいい大暴れだが、大仁田は「復帰じゃないですよ。あたらしい形の、こういうレフェリーがいてもいいじゃないかと。あくまでも愛のムチです」と主張。ならば、復帰への布石なのだろうか。それは「プロレスラーとしてリングに立つことは絶対にない」と否定した。

 とはいえ、7度の引退を繰り返したこれまでの言動から、どうしても復帰の可能性を感じてしまう。気になるのは、「今度はもう一つ、でっかい夢を追いかけます!(来年)4月には結果が出ます」とファンに宣言したこと。夢が何なのかは明かさなかったが、かねてから興味を示している政界再進出かもしれない。

 いずれにせよ、「結果が出ます」ということは、大仁田の意志だけでは決められないことに違いない。少なくとも、その結果が出るまではレスラー復帰はないだろう。だが、「あいつ、面白いなっていう男でいたい。何をやり出すか分かんねえみたいな。申し訳ないけど、ボクは批判をあえて受けようと思って生きていますから」と話したのは、何かを予告しているように思える。

 復帰をすれば批判を受けるのは間違いない。普通の人間ならば進んで批判を受けようとは思わないが、やってしまうのが大仁田だ。

 批判する者は多いが、熱烈な支持者が多いのも事実。この世には、神に永遠の愛を誓いながら離婚する者も数え切れないほどいる。7度目の引退を祝福したファンを裏切ることになっても、大仁田を求める声が出て来れば、再びリングに帰ってくる。そんな気がしてならない。(デイリースポーツ・洪 経人)

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