【野球】巨人・宮国が今オフ、体重増量へ 球威アップへ胃袋に肉詰め込む

 来季へ向けておのおのが自主トレを行う、オフまっただ中のプロ野球界。巨人・宮国椋丞投手(25)は現在、菅野らとハワイで汗を流すが、離日2日前の13日、都内でイベントに出席した際に一つの下地作りを整えた姿を見せた。10、11月で体重を86キロから91キロへ5キロ増。「顔にすぐ出るんですよね」と一回り体が大きくなった右腕は笑ったが、進化へ向けて納得の増量だった。

 今季は先発、中継ぎで17試合に登板し、1勝7敗、防御率4・74。悔しさの残るシーズンとなった。球威で苦しむことが多かった課題もあり、平均球速アップへ増量を決断。「144~145キロぐらいには。試合中で描けるような投球に近づけると思うので」と狙いを口にした。

 増量期間は「おなかがすかない状態を保ってました」と、最大一日6食。トレーニングと並行しながら、牛、豚、鶏などあらゆる「肉」をとにかく胃の中に詰め込んだ。「最初はキツかった」と振り返るが、自らを追い込み成功させた。それだけに、2月1日のキャンプ開始時まで「落としたくはない」と話す。体重を維持しながら無駄な脂肪をそぎ落とし、理想のボディーを手に入れていく。

 プロ8年目となる来季。「与えられたところをできる準備はしていきたい」と起用法はどこでもいとわない姿勢を見せ、「やるしかないので」と静かな口調に闘志をにじませた。13年には開幕投手も務めた右腕。今オフのウエートアップを来季結実させる姿に注目していきたい。(デイリースポーツ・田中 哲)

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