【野球】阪神が4番に期待するロサリオ、ラーメンとチャーハンからスタート

1回、中前打を放ち、天を指さす阪神 ウィリン・ロサリオ=甲子園(撮影・北村雅宏)
2枚

 阪神、期待の新4番ウィリン・ロサリオ内野手(29)=前韓国ハンファ=が、順調に調整を続けている。シーズン開幕まで1カ月を切った今、新助っ人のこれまでを振り返る。

 まずは1月28日の入団会見。午前中に来日したロサリオはとんこつラーメンとチャーハンで腹ごしらえし、午後からの会見に臨んだ。その場では「何とかチームを助けてほしいと言われていて、そこが一番大きかった」と入団の決め手になった球団からの言葉を明かし、「一番大事なのはホームラン」と、試合の流れを変える一発にこだわっていく姿勢を示した。

 2月1日に自身3度目となる沖縄でのキャンプイン。時差ボケに悩まされながらも、フリー打撃で14本の柵越えを放った。偵察に訪れていた各球団のスコアラーたちをうならせ、メジャー通算71発の実力を見せつけた。入団後、初実戦となった7日の紅白戦でマルチ発進。走塁への高い意識を見せるなど、アグレッシブなプレーで宜野座球場を訪れていたファンの心をつかんだ。

 そして衝撃の11日。DeNAとの練習試合だ。入団後、初の対外試合。第1打席の初球だった。飯塚から左越え2ラン。「得意に思っていることは失投を逃さず打つこと」と貫禄の一打を放った。さらに翌12日の紅白戦で、秋山から2試合連続となる一発。16日の楽天戦では右方向へ放り込み、高い打撃技術を証明した。

 春季キャンプをケガなく終えて、3月からは本格的にオープン戦を戦う。ここまで紅白戦も含めた実戦成績は、14打数8安打で打率・571。3本塁打、10打点の数字を残している。阪神の新4番・ロサリオの打棒に要注目だ。(デイリースポーツ・山本航己)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

オピニオンD最新ニュース

もっとみる

    ランキング

    主要ニュース

    リアルタイムランキング

    写真

    話題の写真ランキング

    注目トピックス