【野球】13年ぶりのV目指す阪神 川藤OB会長も期待を寄せる成長ぶり

 3月30日にプロ野球が開幕する。2005年以来、13年ぶりのリーグ制覇を目指す阪神。春季キャンプを視察に訪れた川藤幸三OB会長(68)はチームの成長を感じ、悲願達成へ期待を寄せている。

 金本監督が就任し、3年目。16年は4位で昨季は2位の成績を残した。川藤氏は「やってきていることが段々に身についてきている。選手たちの体もたくましくなってきた」と成長を認めた。

 着実にレベルアップを果たしているチーム。身についてきた力を存分に発揮できれば、おのずと結果もついてくる。「シーズンに入ってくると、精神的なものなど何かしらマイナス的な部分が出てくる。それを乗り切って、チームのスローガンである『執念』というのを出して、『負けへん』という自信をもってやり続けてもらいたい」と助言を送る。

 シーズン開幕まで1カ月を切り、先発ローテーションやレギュラーの座を狙った競争が激しさを増してきた。投手では小野や才木、野手においても大山、糸原ら2年目を迎えた若手選手が成長した姿を見せて1軍に食らいついている。

 何とかして、争いから抜け出さないといけない。意識するべき点は明確だ。「バットを強く振って、自分の球に自信を持って投げ、守るときは球際も強くなる。そういうことができれば、レギュラーを取る一番の近道。何もかもたくましくなれば全部ついてくる。(今年は)そういうものが見えるような感じがある」とOB会長。若虎から手応えを感じ取った。

 今年こそ、頂点をつかみとる。「いまやっていることは何も間違いないし、心配ない。最後までやり続けよう」。信じた道を貫いていく。虎の進化を燃える男も注目している。(デイリースポーツ・井上慎也)

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