【スポーツ】アマゴルファー必見!葭葉ルミ「私はこうして飛ばしています!」【第1回】
ゴルフは飛距離を重視しているうちはまだまだなんていわれますが、私は絶対に飛んだ方が楽しいと思います。仲間と競う時、スコアでは負けても、ティーショットの飛距離で20ヤード先にいったら、超気持ちがいいですよね。そこで今回から飛ばしに定評がある女子プロの「HOW TO 飛ばし」を取材しました。第1回は今季ドライビングディスタンスが259・47ヤードで堂々1位の葭葉ルミプロ。ぜひとも参考にしてライバルに差をつけてください。
-葭葉プロは国内ツアーだけでなく、昨年の全米女子オープンでもドライビングディスタンス1位で、今年も3位。アリア・ジュタヌガーンやレキシー・トンプンソンと互角以上に渡り合っています。一般のアマチュアの人たちは、葭葉プロがどのようにして、抜群の飛距離を身につけたか知りたがっています。
葭葉プロ「まず大事なことは自分に一番合うドライバーを見つけることです。そして、そのクラブを使いこなせるように、いっぱい練習することです。私の場合は、飛ぶといわれるドライバーは何でも打ってみたいと思ったので、気になるものは自分で買って打ってみました」
葭葉プロが現在使っているのは、ヘッドが「RODDIO」でシャフトは「クレージー」。
-シャフトの長さは?
「45・25インチです」
-少し長めな感じですね。シャフトの長さというのは、扱いやすさと飛距離のどちらを取るかで悩むところですが。
「確かに45インチを越えてくると長いイメージはありますが、それを練習量で補うことが大切なんです。シャフトが長ければ飛ぶとは分かっていても、自分は振れないからやらないではなく、振れるようになるまで練習するんですよ。そのくらいはしないと飛距離は手に入りません」
-葭葉プロは昨年あたりからかなり筋肉もついてきたように見えます。やはり飛ばしにはハードな筋力トレーニングも必要なのですか?
「私はいわゆる筋力トレーニングというのはしません。自分がするのは、ゴルフ用バットの素振りです。このバットは野球よりも長くて細いもので、ゴルフショップで販売されています。私の感覚では軽い方がいいと思います。重いと体軸がぶれてしまう感じがします。やはり軽くて長いものをしっかり振るのがいいですね」
-いつ、どのくらい練習するのですか?
「トーナメントならば、会場コースの駐車場で25スイング4セットくらい。すごく苦痛なんですけど、終わった時のやった感は半端ありません。自分がまた一歩前に進んだ手ごたえを感じます」
大事なことは強く速く振る-を日常化するというか当たり前のことにすることなんですね。次回は葭葉プロが実際にボールを打つ時のイメージなどを紹介します。(デイリースポーツ・松本一之)