【野球】村田、杉内も引退… 「松坂世代」の現在地
松坂世代の引退が続いている。直近では27日にオリックス・小谷野栄一内野手、翌28日は日本ハム・矢野謙次外野手が引退を表明。他にも巨人・杉内俊哉投手、DeNA・後藤武敏内野手、巨人などでプレーした村田修一内野手=BC栃木=が現役を退くことを決断した。そこで、9月29日時点での主な松坂世代の今季をたどる。
【オリックス・小谷野】
今季出場69試合、打率・210、1本塁打17打点。肘や膝などの故障の影響で思うようなプレーができずにいた。10月5日・ソフトバンク戦(京セラドーム)で引退セレモニーが行われる予定で、ここまでプロ通算1393試合で打率・264、71本塁打566打点。
【日本ハム・矢野】
今季18試合で3安打1打点、打率・188。9月28日のイースタン・巨人戦の六回に代打3ラン。1軍通算は758試合で打率・261、29本塁打153打点だった。
【巨人・杉内】
16年から今季まで登板なし。1軍最後の登板は15年7月21日・阪神戦。最終的にこの年は先発17試合で6勝6敗、防御率3・95。右股関節形成手術や左肩痛などの故障で実戦復帰は、かなわなかった。プロ通算316試合で142勝77敗、防御率2・95。2156奪三振。
【DeNA・後藤】
現役最後の試合となった9月22日の中日戦で代打出場。今季出場は、この1試合だけだった。プロ通算618試合で打率・254、52本塁打184打点。
【中日・工藤】 代走での出場も多く今季は73試合で打率・133、1打点。ここまで通算635試合で打率・254、1本塁打49打点。
【楽天・渡辺】 66試合で打率・200、1本塁打10打点。ここまで通算1112試合で打率・260、5本塁打226打点115盗塁。
【阪神・藤川】 今季50試合で4勝3敗20ホールド2セーブ。防御率は2・45。右肘痛発症で9月24日に出場選手登録を抹消され、現在は1軍復帰を目指している。
【広島・永川】 今季20試合で2勝5ホールド、防御率4・67。9月29日に出場選手登録。この日の巨人戦で8月21日のヤクルト戦以来となる1軍登板を果たし、七回2死満塁から亀井を右飛に抑えるなど、1回1/3を無失点で今季2勝目を飾った。
【ヤクルト・館山】 今季4試合で0勝3敗、防御率6・75。イースタンでは16試合で5勝1敗、防御率2・95。9月26日の2軍・巨人戦で先発して6回無失点で勝利投手となっている。
【楽天・久保】 今季登板25試合で1勝0敗1セーブ3ホールドで防御率1・71。
【ソフトバンク・和田】 今季登板なし。左肩の違和感で出遅れ、5月4日野ウエスタン・広島戦で実戦復帰。同19日のウエスタン広島戦での先発後は登板なし。
【中日・松坂】 今季先発11試合で6勝4敗、防御率3・74。9月13日の阪神戦では、5回1失点で6勝目をマーク。西武最終年だった2006年6月9日の阪神戦以来となった甲子園のマウンドで、38歳のバースデー登板だった。
村田修一氏は、古巣同士の対戦となった9月28日の巨人-DeNA戦(東京ドーム)前にファンにあいさつ。プロ通算は1953試合で打率・269、360本塁打1123打点。(デイリースポーツ・記録係)