【野球】プロ野球史上最大の5億円減提示を受けたオリックス・金子 過去の大幅ダウンは…

オリックス・金子千尋
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 オリックス・金子千尋投手(35)が、来季契約に関し、野球協約が定める減額制限を大幅に超えるプロ野球史上最大の5億円減となる年俸1億円を球団から提示された。毎年、オフシーズンは大幅ダウンが話題となるプロ野球界。そこで過去にあった主な大幅減額を振り返る。(敬称略、金額等は推定)

 【巨人・杉内俊哉】

 11年オフにソフトバンクからFA移籍。15年オフに5億円から4億5000万減となる5000万円で更改した。4年契約最終年だった15年は17試合で6勝6敗、防御率3・95の成績だった。

 この年は7月に股関節痛でチームを離脱。10月に右股関節の手術を受けた。金子の5億円減が出るまで、杉内の4・5億円減がNPB史上最大のダウン額だった。

 【巨人・小笠原道大】

 12年オフに4億3000万円から3億6000万減となる7000万円でサイン。2年契約の最終年だったこの年は34試合で打率・152、0本塁打、4打点。前年11年は83試合で打率・242、5本塁打、20打点。2シーズン連続で本来の打撃を発揮できなかったことが響いた。

 【中日・岩瀬仁紀】

 杉内と同じ15年オフに3億円から2億5000万減となる5000万円で更改。この年は左肘痛の影響もあり1、2軍戦とも登板はなかった。

 【楽天~中日・山崎武司】

 11年に楽天を自由契約となり、10年ぶりに古巣復帰。年俸2億5000万円から2億2000万減となる3000万円プラス出来高の1年契約で合意した。

 43歳となった11年シーズンは102試合で打率・229、11本塁打48打点の成績だった。

 【巨人~横浜・工藤公康】

 07年1月にFAの人的補償で巨人から横浜への移籍が決定。前年の06年12月の時点で、巨人から受けていた40%の大幅ダウン提示を保留。越年(えつねん)したまま海外で自主トレをしていた。

 横浜では2億9000万円から2億減となる9000万円プラス出来高5000万円でサイン。巨人での最終年となった06年は、15試合で3勝2敗、防御率4・50。横浜1年目の07年は19試合で7勝6敗、防御率3・91の成績だった。(デイリースポーツ記録担当)

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