【野球】中島の活躍ぶり、原監督に鮮烈な理由 日本シリーズ、WBCで縁
オリックスを自由契約となった中島宏之内野手の巨人入団が発表された。09年のWBCで共に戦った原監督から「選手として強さがあり、自己犠牲もしっかりできる。必要なパーツです」期待を受けての移籍。そこで両者の“縁”や中島のセ・リーグ球団との相性、今季成績などを見ていく。
中島は、西武時代の08年・日本シリーズで原監督率いる巨人と対決。全7試合で「3番・遊撃」でスタメン出場し、打率・320、2本塁打5打点の活躍でチームの日本一に貢献。第1戦の六回に上原から決勝ソロ本塁打を放つなど、2試合連続アーチを記録して優秀選手賞にも輝いた。
09年3月には、第2回WBCで、全9試合の内、7試合で「2番・遊撃」でスタメン出場。1番・イチローの後を打つ“攻撃型2番”として打率・364、6打点。出塁率・516、長打率・545で日本の連覇に貢献。原監督の下、勝負強い打撃でチームの中心を担った。
12年オフに西武から海を渡り、アスレチックス3Aなどでプレー。15年のオリックス移籍でNPB復帰。オリックスでの4シーズンは414試合で打率・273、32本塁打176打点。ここまでのNPB通算成績は打率・296、194本塁打914打点。通算安打数は1759本となっている。
セ・リーグ球団との対戦は特別、苦にはしていない印象がある。西武、オリックスでの交流戦通算成績は244試合で打率・296、41本塁打140打点。また、来季から本拠地として戦う東京ドームの通算成績は28試合で打率・324、5本塁打13打点だった。
オリックス最終年となった今季は、左太もも裏の肉離れによる登録抹消もあり、77試合で打率・289、5本塁打34打点。守備成績を見てみると、先発出場56試合の内、一塁で25試合、三塁で12試合、指名打者で19試合に先発出場している。代打では19打数6安打5打点で打率・316。勝負強い打撃も発揮した。
(デイリースポーツ・記録係)