【野球】松坂世代プロ入り年度に誕生した新成人…19年はいかに
新成人の19年シーズンはいかに-。14日に成人の日を迎えた。20年前の1998年に開催されたドラフトは、松坂世代が指名された年。その年度に生まれ新成人となった主な選手を見ていく。(対象は1998年4月2日から1999年4月1日生まれ)
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【広島】
・アドゥワ誠投手(98年10月2日生まれ)
松山聖陵から16年度ドラフト5位。昨年は、4月4日のヤクルト戦でプロ初登板を果たすなど、登板53試合で6勝2敗5ホールド、防御率3・74。3連覇した広島投手陣の中で成長を示した。
【ヤクルト】
・梅野雄吾投手(99年1月13日生まれ)
九産大九産から16年度ドラフト3位。1年目の17年8月9日・DeNA戦で先発して1軍デビュー。昨年は29試合で3勝2敗10ホールド、防御率7・09。先発は1試合で、リリーフで存在感を示した。
【巨人】
・高田萌生投手(98年7月4日生まれ)
創志学園から16年ドラフト5位。ここまでプロ通算1試合。昨年7月29日・中日戦で先発して2回6失点で負け投手だった。
【DeNA】
・京山将弥投手(98年7月4日生まれ)
近江から16年ドラフト4位。先発した18年4月1日・ヤクルト戦で1軍デビュー。昨年は登板13試合で6勝6敗、防御率5・64。
【中日】
・藤嶋健人投手(98年5月8日生まれ)
東邦から16年度ドラフト5位。1軍デビューは、3番手で登板した昨年4月28日・DeNA戦。この年は19試合で3勝1敗、防御率3・66。
【阪神】
・浜地真澄投手(98年5月25日生まれ)
福岡大大濠から16年度ドラフト4位。これまで1軍登板はなし。昨年は、2軍戦で9試合に登板して3勝1敗1セーブ、防御率1・00。
・才木浩人投手(98年11月7日生まれ)
須磨翔風から16年度ドラフト3位。1軍デビューは1年目の17年10月5日・中日戦。この試合でプロ初ホールド。昨年は22試合で6勝10敗1ホールド、防御率4・61。先発で14試合、リリーフで8試合だった。
【西武】
・今井達也投手(98年5月9日生まれ)
作新学院から16年度ドラフト1位。昨年は、6月13日のヤクルト戦で1軍初登板初先発を果たし初勝利。登板15試合で5勝5敗、防御率4・81だった。
【ソフトバンク】
・古谷優人投手(99年2月19日生まれ)
江陵から16年度ドラフト2位。ここまで1軍登板はなく、2軍戦通算40試合で6勝4敗、防御率3・89。この世代のソフトバンク勢は、1軍出場を果たした選手はなし。
【日本ハム】
・堀瑞輝投手(98年5月10日生まれ)
広島新庄から16年度ドラフト1位。17年8月9日・楽天戦で1軍デビュー。昨年は10試合で2勝3敗1セーブ1ホールド、防御率5・86。
【オリックス】
・山本由伸投手(98年8月17日生まれ)
都城から16年度ドラフト4位。昨年は登板54試合でブレーク。4勝2敗1セーブ32ホールド。ブルペン陣で存在感を発揮した。
【ロッテ】
・種市篤暉投手(98年9月7日生まれ)
八戸工大一から16年度ドラフト6位。昨年は、8月12日・オリックス戦で1軍初登板初先発。登板7試合で4敗、防御率6・10。
【楽天】
・藤平尚真投手(98年9月21日生まれ)
横浜から16年度ドラフト1位。プロ1年目だった17年は、6月16日の阪神戦でプロ初登板初先発を果たすなど8試合で3勝4敗、防御率2・28。昨年は14試合で4勝7敗、防御率4・43。
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新成人が生まれた98年のプロ野球は、セ・リーグは横浜、パ・リーグは西武が優勝。日本シリーズは4勝2敗で横浜が日本一となった。
この年に開催された高卒のドラフト入団選手は、いわゆる“松坂世代”。横浜からドラフト1位で西武に入団した松坂大輔(現中日)や、高知商からドラフト1位で阪神に入団した藤川球児らがいた。(デイリースポーツ・記録係)