【芸能】ブルーリボン新人賞・南沙良の意外な素顔 趣味は涙活、仏像、80年代アイドル
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7社で構成)が制定する「第61回ブルーリボン賞」の授賞式が2月6日に東京・イイノホールで開催される。新人賞に輝いたのは、女優の南沙良(16)。業界関係者の間では演技派として知られた存在で、2年連続ノミネートからの戴冠となった。受賞者をデイリースポーツら記者会の会員が取材するのが恒例で、南にも話を聞いたが、その素顔は実に個性的。「涙活」「仏像」「80年代アイドル」と意外なワードが次々と出てきた。
(1)「涙活」
初主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を評価されての受賞。撮影時はまだ14歳だったが、終盤の号泣シーンで迫真の演技を見せるなど「そのとき出せる全部を出して、必死に自分に寄り添い、必死にぶつかって、すごい大切に思い出に残っている撮影現場だったので、こうして賞をいただけるのは本当にうれしいです」と目尻を下げた。
鼻水が垂れるほどの泣きっぷりに質問が集まると「私よく泣くんです。泣くとストレスが解消されると聞いて、特に嫌なことはなくても泣いてます」と“涙活”を告白。3日に1回は動物の赤ちゃん動画を探して泣いているという。
「昔からよく泣いてました。野菜が出てきたら泣いてました」と照れ笑いするが、想像力や共感力の高さを表すエピソード。ちなみに、嫌いな野菜は長ネギ。
(2)「仏像」
趣味は仏像鑑賞。京都・三十三間堂の迦楼羅(かるら)王像がタイプで「顔は怖いのに、くちばしだけかわいいギャップが好き」。幼少期から母に連れられて京都や鎌倉のお寺を回り、気付けばとりこになっていたという。
仏像展が開かれる度に足を運び、仏像鑑賞の魅力を「無になれます」と即答。もう1つの趣味・読書でも太宰治の「女生徒」を繰り返し読んでいるといい「好きなことになると、のめり込んでしまうタイプ」と自己分析する。
(3)「80年代アイドル」
スマホの透明なカバーケースの中に中森明菜「スローモーション」のステッカーを入れているほど80年代のアイドルが大好き。中でも中森が憧れで「テレビで観た時に好きになって、言葉遣い、佇まい、顔立ち、全部が好きです」とぞっこん。カラオケでは「スローモーション」を歌うという。
逆に最近のアイドルは「あんまり聴いたことがないです」。聖子ちゃんカットにするのが夢だという。
年齢とのギャップを感じさせる話が多く、記者陣は終始「え~?!」と驚かされっぱなしだった。目指す将来像は「型にはまらない女優」。独自の感性が醸造された10代らしからぬ素顔が、唯一無二の女優となった姿を想像させた。(デイリースポーツ・古宮正崇)
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