【芸能】脳梗塞から復帰オール阪神が語る 不摂生すぎる食生活 覚えておきたい前兆

 初期の脳梗塞で入院していた漫才コンビ、オール阪神・巨人のオール阪神(62)が6日に退院した。手のしびれや質問に答えられないなどの症状があり、病院の検査で脳に血栓が発覚。治療を受け、9日に仕事復帰した。会見では、病の一因となった不摂生すぎる食生活も明らかになった。

 話を聞いて驚いた。愛煙家で、シロップをたっぷり入れたアイスコーヒーを毎日5杯~10杯。睡眠時は1時間半ごとに目覚め、その度に「のどの渇きをいやすため」アイスクリームや好物の大福を口にしていたという。

 余計にのどが渇く気がするが…。糖尿病は脳梗塞のリスクを高める。食事療法を相談した医師から「それらをやめるだけで大丈夫です」と呆れられた。小柄なイメージが強い阪神だが、入院前は160センチ、85キロの超メタボ体型。11日間の入院生活で体重は15キロも減った。

 3月下旬から右手のしびれとともに、箸を落としたり「ボウリングをした後の腕の感じがずっと続いていた」と振り返る。脳梗塞の初期症状がありながら“オレは大丈夫”という過信があり3日間放置。サインを求められた際、ペンが握れず落としたことで事の重大さをようやく自覚した。

 自ら車を運転し(これも危なすぎる…)病院に向かったところ、脳の4カ所に血栓が見つかった。手術することなく、脳血管のカテーテル治療を受け日常生活に支障がないまでに回復した。脳梗塞は、早めの治療で効果が上がる。「調子悪かったら、すぐ病院行ってください!」。阪神の呼びかけにも力が入る。

 自身も妻も息子も、気づかなかった脳梗塞の前兆。相方のオール巨人(67)だけは気づいていた。番組収録で質問にきちんと答えない阪神の姿に、異変を感じたという。

 ツッコミで体を触っただけで、体調が分かるという巨人は「おかしいなと思った。あの時(血管が)詰まりかけているのかと。うまいことしゃべれてない。これはいつものことなんですけど…」と笑わせる。

 コンビとしての復帰舞台で、あえて長めのネタをやることで阪神の回復度を測った巨人は「1週間漫才してないと息狂うんですけど、98点です」と復活に太鼓判を押す。漫才師の命ともいえる“しゃべくり”に影響がなかったことが何よりも幸いだった。(デイリースポーツ・杉田康人)

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