【芸能】りゅうちぇるが音楽活動する理由 バラエティーでは伝えきれない思い

 タレントのりゅうちぇる(23)がデビューアルバム「SUPER CANDY  BOY」を今月10日にリリースした。昨年から「RYUCHELL」名義で歌手活動を開始。9日に行われたアルバムPRイベントで、音楽活動をするワケを熱く語った。

 性別にとらわれない個性的なファッションとハイテンションキャラで一躍ブレーク。バラエティー番組で見ない日はない唯一無二の存在となった。私生活では、16年12月にはタレントで妻のぺこ(23)と結婚し、18年7月にリンクくんが誕生。幸せ絶頂、笑顔が絶えないりゅうちぇるにも、紆余(うよ)曲折した過去があった。

 95年に沖縄に誕生。幼少期から声が高く、メークとバービー人形が好きという個性を持っていたために、周囲からからかわれることが多かった。人目を気にして、自らを偽っていたとし「つらかった」と当時を振り返る。

 この現状を打破するために上京を一大決心。原宿でアパレル店員として働く日々の中で、個性あふれる人々を目の当たりにした。そこで初めて「自分が出せた」と、世界が一変して見えたという。

 しかし、上京してバラエティーに出演し始めると、新たな悩みが浮上。周囲から「全然悩みがなさそうだね」と言われることが多くなった。次第に「学生時代の経験を乗り越えての今の“りゅうちぇる”なのに」「ブラックな部分も伝えたい」と考えるようになったが、笑いを提供するバラエティーでは伝えきれなかった。

 自由に自分らしく表現できる方法を模索する中で“歌”を見つけた。嘘偽りない真実を伝えようと、歌詞は妄想ではなく経験談のみを書くようにしているという。世間からバッシングを受けても、自分らしさをモットーに「僕が完成するまでの道のりを包み隠さずに伝えたい」。つらい経験を乗り越えたりゅうちぇるが素直な気持ちをメロディーに乗せ、日本中に届ける。(デイリースポーツ・宮田真衣)

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