【野球】日本ハム・姫野優也、同姓が結んだ友情 ラグビー日本代表から大きな刺激
同姓という縁が結んだ友情の糸は今後、切れることなく2人を引き寄せるだろう。日本ハム・姫野優也外野手(22)と、ラグビー日本代表のナンバー8姫野和樹(25)=トヨタ自動車=。米エンゼルス・大谷翔平投手(25)を加えて3人で食事に行く計画もあるそうで、うらやましい…。
知り合ったきっかけはインスタグラム。今年の5月末に、日本ハムの姫野が「結構前から知っていました。同じスポーツ界で姫野で。親近感が湧いていて」とラグビー日本代表の姫野をフォローすると、フォローバックされた。その後「初めまして…」とメッセージを送り、長文でのやり取りがスタートした。
驚くべきことに、2015年夏の甲子園に出場した大阪偕星学園時代から、姫野優也の存在は知られていたという。「『僕も知っていたよ』と言われて。ウソでしょ?と思いましたよ。『スポーツ界を盛り上げていきましょう』って」。興奮気味に話す22歳の姿を見て、こちらも高ぶってきた。
さらに「(大谷)翔平さんとも仲がいいみたいで。同級生で。『時間が合えばみんなでご飯に行こうね』と言ってくださって」。大活躍中のW杯はテレビやネット速報でチェックし、熱烈に応援。「刺激を受けますね。姫野さんは日本代表の選手で僕はファームの選手。頑張らないといけないと思います」と真剣なまなざしだった。
昨季はプロ初出場を果たすなど大きく前進したが、今季は1軍戦出場なし。強肩強打の外野手としてプロ4年目のシーズンを終え、イースタン・リーグでは98試合の出場で打率・222、6本塁打、20打点という成績を残した。もちろん満足などできるはずがない。
7日からみやざきフェニックス・リーグが開幕し、実戦漬けの日々が始まる。「本当に頑張っていただきたいですね。一度、お会いしてみたいです。ラグビー界のエースと翔平さんと…。僕はどうすればいいんでしょう(笑)」。日の当たる舞台を目指し、鍛錬の秋に身を投じる姫野。“兄貴”の背中を追いかけ、飛躍の道を歩む。(デイリースポーツ・中野雄太)